金欠サラリーマンの就職、転職アドバイス

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転職活動中の方へ!ジョブ型雇用で正社員はオワコンになる(パート2)

昨日は、ジョブ型雇用の概要について記載させていただきました。

本日は、ジョブ型雇用で正社員がオワコンになる理由について記載します。

なぜジョブ型雇用で正社員はオワコンになるのか?

理由は、ジョブ型雇用の誕生で正社員の価値が低くなるからです。

これだけだと論理の飛躍を感じると思うので、理由を2つに分けて話します。

理由①:ジョブ型雇用が普及した場合、正社員の価値が下がる

もしジョブ型雇用が普及した場合、経営者は正社員をどう捉えるでしょうか?

経営目線で考えた場合、正規雇用の社員をリスクが多い人材と捉えるはずです。

なぜならジョブ型雇用人材と比べて…

・リストラしづらい

・待遇に気を付けなければならない

・退職金を払わなければならない

・専門スキルが低い

 この様に経営者目線で見ると、ジョブ型雇用人材と比べると正社員の人のマイナス面がどんどん見えてきてしまいます。

 そうなると、企業の資金のリソースが限られている事から正社員の給料や待遇を下げる方向にもなりえます。

こうなってきますと、雇用形態のバランスが崩れジョブ型雇用が優位に扱われ、今まで絶対的地位のあった正社員の価値が下がるという考え方です。

 姑息な考え方をすると、売上に直結するような重要なポジションにはジョブ型雇用の人材を配置し、会社の守りのポジションは契約社員派遣社員、業務委託を配置すれば会社のコストは大幅にカットでき売り上げも期待できます。

経営者からすれば、正社員は今の日本では待遇が良くリストラしづらい為、日本経済が今後どうなるか分からない中なるべく抱えたくないのが本音です。

また労働者側の目線で考えても、ジョブ型雇用が普及した場合、正社員よりもジョブ型雇用の方が良いと考える人が多くなる可能性も大いに有ります。

 以上の事から、ジョブ型雇用が普及した場合正社員の価値が下がると考えられます。

理由②:経団連の強い意向

経団連はジョブ型雇用を強く推進しています。理由は大きくこの3つです。

①海外との人材獲得競争に負けない

②新卒一括採用、終身雇用、年功序列などの日本型雇用制度の見直しができる

③解雇規制緩和の可能性が有る

 分かりやすく簡単に言うと、経団連は上場企業の代表が集まった団体で、経済を発展させるための意見を出し合い政府や行政などに提案をしています。

基本的に政府と経団連つまり上場企業の代表はズブズブなので、経団連でまとめた意見は実現します。

つまり上場している大企業を始め多数の中小企業が、新卒一括採用、終身雇用、年功序列、退職金制度など今までの古いやり方では、会社経営していくには非常に分が悪く、これらの規律を変えていきたいと強く考えています。

よって今までのやり方を変えていきたい経団連としては、今回のジョブ型雇用は大義名分になるという事です。

実は日本型雇用制度の見直しする為の施策はコロナウイルス関係なく既に実行されている事は知っていますでしょうか?

それが働き方改革です。

働き方改革の中でも、特に同一労働同一賃金はかなり近い施策となり、雇用形態に関わらず同じ仕事内容であれば給料や待遇が変わらない様にする施策で、正社員の価値を下げる可能性が有る施策です。

他にも「高度プロフェッショナル制度」という近い施策などが有ります。

ここをまとめると、かなり長くなりすぎてしまうので詳しくは調べてみて下さい!

 この様にジョブ型雇用は、経団連の強い意向も有りこれは解雇規制緩にもつながり正社員の価値を下げ、リストラしやすくするという事です。

明日は、アフターコロナのキャリアについての考え方を説明させていただきます。

 

本日も読んでいただきありがとうございました。