就活生、転職活動中方へ!黒字リストラをする理由について!
昨日のブログで、リストラの歴史と解雇について理解されたと思っています。
また、黒字リストラの概要と事例についても理解されたのではないでしょうか?
本日は、黒字リストラをする理由についてまとめましたので、少しでも参考になれば幸いです。昨日のブログの後半になります。
3.黒字リストラをする理由と考え方
簡単に言えば理由は、『人材選別』が始まっているからです。働き方改革・同一労働同一賃金・70歳定年法など企業は今までよりも長く人材を抱えないといけない可能性が出てきました。
更に、今の日本企業の経営状態ではほとんどが余裕が無い状態です。そうなると自然と考えるつくのが、人件費を抑えて売上を伸ばそうとするわけです。つまりどうコスパ良く人件費を掛けられるかが課題になります。
(例)
→人件費1億円掛けて1兆円の売上を作っていたのを、人件費を5千万にして1兆円以上の売上に伸ばそうとするわけです。
そうする為には、無能な社員を切り捨て優秀な人材を確保する必要が有ります。
黒字リストラの本質は単なる人員整理ではありません。コスパを上げるための人材選別です。
※まさに終身雇用の崩壊です!
そしてリストラ=時代に乗り遅れた年収の高い40歳以上の人材がリストラ対象というイメージですが黒字リストラは違います。
黒字リストラの大きなポイントは年齢関係なく無能な人材もリストラ対象になります。
つまり無能な若手社員もリストラ対象になります。
2019年の9月に話題になったNECやくら寿司が新卒に年収1000万を提示した様に優秀な若手は好待遇にして無能な人材はリストラ対象にするという流れは間違いなく加速します。
そして今まで長く議論をされてきた「正規社員の解雇規制緩和論」が現実化してくると思います。
今までは終身雇用という大きなシステムがあったからこそ企業が人材を解雇する際には、この様な条件をクリアしなければなりませんでした。
労働契約法 第十六条
解雇は、客観的に合理的な理由を欠き社会通念上相当であると認められない場合はその権利を濫用したものとして無効とする。
しかし、近年の政府の働き方改革、同一労働同一賃金、70歳定年法などの施策を考えると終身雇用を崩壊させたい印象が強く、そろそろ準備が整った頃に「正規社員の解雇規制緩和」が現実化する可能性が高いと思います。
この様に黒字リストラは、今の日本経済では至極真っ当な施策であり自分がリストラ対象になるかは年齢関係なく、企業でパフォーマンスが出せるか?専門スキルが有るか?が重要になります。
スキルのない人材や専門性のない人材は若くても解雇対象となり貧富の差はどんどん広がっていきます。
後はこの危機意識や考え方をどう行動に結びつけられるか?そして継続できるか?で人生は大きく変わってきます。
ほとんどの人が何も考えず勉強をしていません。
だからこそあなたが抜きんでる可能性があるんです。
私も努力しますので一緒に頑張りましょう!
本日も読んでいただきありがとうございました。