就活生へ!就活の現状を理解して行動しましょう!(パート2)
昨日は、「今の就活」が直面している2つの歴史的な転換について説明させていただきました。
また、「これからの就活」で後悔しないために、私が必要だと思う3つのポイントのうち1つを紹介させていただきましたので、本日は残りの2つを紹介させていただきます。
②オンラインスキルを最大限に高めよう!
コロナショックが落ち着いても、これからの就活においては1次面接や2次面接などの選考の初期段階はオンラインで実施されるようになります。
企業側には3つ明確なメリットがあるからです。
①選考費用の最適化
→面接に用いる会場コスト・使用時間を抑えることができる!
②選考過程の平等性
→選考過程を記録し、複数人の担当者で判断することができる!
③地域間格差の解消
→都市と地方学生との「地域格差」をなくすことができる!
就活生側にもメリットがあります。
*閉ざされた空間での圧迫選考の回避
*選考会場への移動コスト(時間と費用)
コロナの感染拡大が落ち着いてからも全面出社ではなく、テレワークを継続している企業もあり、それらの企業の選考では、最終面接もオンラインで実施されるようになっていきます。
これからの働き方でオンラインツールを使いこなすことは必須のビジネススキルです。
「電波が弱い」とか「携帯の充電不足」といった問題で、オンライン講義を適当に受けたりしてませんか? 「電波が弱ければ」ネット環境を改善する。Wi-Fiを利用できる施設(カフェなど)を探して、そこから受講する。充電はしておいてください。それはすぐにできます。
問題はその先です。ここからは私の提案ですが、スマートフォンだけでやりくりしようと思うのではなく、必要なパソコンをまず入手しましょう。
※新型コロナ対応で、パソコンの貸し出しをしている大学も少なくありませんので調べましょう。
その上で、パソコンを使いこなして、Zoom、Teams、Hangout、slack、facebook、社会人がコミュニケーションの基本として使用しているツールは、学生のうちに使いこなしておいてください。
入社してからそれらのツールを丁寧に教えてくれるほど、先輩ビジネスパーソンには時間がありません。
使えるものは、練習して身体化させておくのです。それは、面接でも同じです。
Zoomで面接が行われるのに、音声や映像が悪かったり、画面越しにうつる顔のサイズや、後ろに映り込む部屋が汚かったりすると、印象は良くはならないでしょう。
そういった様子まで「見られている」として意識しておきましょう。
そこまで、と思うかもしれませんが、オンラインで得られる情報が限られているので、そのあたりの細部まで気を配れるかどうかも、重要な分かれ道なのです。ヘッドセットを購入し、画面からある程度離れて話すのがおすすめです。(画面から離れると、なんとなくカメラを見ているような感じで、しっかりとこちらを向いてしゃべっているように見えます)
変化に直面した時には、迅速に適応できるのか、企業はそのような人を求めています。
テレワークになったので、ビジネス・パフォーマンスが落ちるのでは困るのです。
むしろ、テクノロジーを駆使して、生産性を高める行動を実践していくことのできる人を探しています。
③「キャリア資本」を蓄積する日々を過ごそう!
これからの就活に必要なことについて、キャリア論の観点からも記載しておきます。
これからはあなた自身がキャリアのオーナーシップ(所有権)を持つことが必要です。変化の激しい時代に、一つの組織だけにキャリアを預けるのはリスクになります。
どんな変化があっても価値を発揮できるように、「キャリア資本」を蓄積するということが重要になります。
「キャリア資本」とは何か?次の三つの資本から構成されます。
①ビジネス資本
→スキル、語学、プログラミング、資格、学歴、職歴などの資本
→職場、友人、地域などでの持続的なネットワークによる資本
③経済資本
→金銭、資産、財産、株式、不動産などの経済的な資本
大学生活ではまだ関係ないということはありません。アルバイトでも授業でも、何事も「キャリア資本」につながると捉えることができます。
例えば、先述のオンラインスキルの習得はあなたのビジネス資本を増やすことになります。noteを書くことはビジネス資本を可視化することにもなります。
制約のある環境に見えても、キャリア資本を積み上げていく機会は実はたくさんあります。
学生生活を過ごしている間に、戦略的かつ計画的にキャリア資本を蓄積するようにしてください。
本日も読んでいただきありがとうございました。