金欠サラリーマンの就職、転職アドバイス

私の経験から就活生や、転職活動中の方に参考になる情報やビジネスの重要なポイントを発信するブログです

新卒で入社した証券会社の内情パート2

前回は、大学生時代の就職活動から、支店配属になるまでについて記載しましたので、その続きです。

※万が一、証券外務員1種と2種に合格してない場合はどこにも配属されません。受かるまで研修という名の自主勉強になります。心配はいりませんよ、大丈夫、9割以上受かるような感じの資格ですから。車の免許とるような感じです。Fラン大学でもほとんど合格します。

そして、私は6月位に、無事に名古屋支店配属になりました。当時の名古屋支店には、同期が私含め7人いました。(男3人、女4人)でした。

同期が、たくさんいたので、色々と支えてもらったりしてありがたかったです。

そうです。ここからが本当に大変でした。まさに、社会の厳しさを痛感し、自分の甘さに嫌気がさす程でした。

では、実際にどんなサイクルで仕事をしているのか、説明されていただきます。あくまで、私の経験ベースなので、会社や支店によっても大きく違う可能性がありますが、厳しい事だけは、どこも同じだと思います。

まず、証券会社の朝は、とにかく早いです。9時からマーケット(株式の売買)が開始されるので8時には、ほぼ全員出勤しているような状況です。

新人ですと、雑用業務があるので7時30分位には出社しているようなイメージです。(バイクを外に出したり、日経新聞の要点をまとめたりしたりと細かい雑務が慣れるまで大変です。)

しかも、毎朝、日経新聞を読んでいないと情報についていけなかったり、クライアントに理論的に提案する事ができないので、大半の営業マンは電車の中で読んでいます。(これは、名古屋でしたから可能でしたが、東京の満員電車や田舎の車通勤では、不可能なのでどちらにしても朝早く起きて日経新聞を読まなければなりません。私は、漫画もモンキーターンスラムダンク位しか読んだことのない22歳でしたので日経新聞を読むことだけでも相当苦痛でしたが、慣れてくるとポイントであったり自分なりの読み方みたいなものができてくと思うのでそこは慣れしかありません。

そんな感じで9時になりマーケットが開始されますが、新人にはお客様がいませんので当然のように最初のミッションは新規開拓となります。

この新規開拓で、大半の新人は証券会社というものの社会的なイメージの厳しさを痛感します。開拓の仕方は、私の時代は電話帳もデータベースでありましたので電話での開拓か、飛込み営業での開拓の2つしかありません。

基本、男は最初は飛込みにいってこいと言われると思います。好きな地域とかを自ら選びそのエリアでの飛込みをすることとなると思います。

地図帳をコピーして、そのエリアまで自転車で行ったことが懐かしいです。エリアについていよいよ飛込み開始です。

たいてい、こんな感じです。

【私】インターホンをピンポーン

【飛込み先】はーい、どちらさまですか?

【私】〇〇証券の〇〇です。このエリアの担当になり挨拶にきました。

【飛込み先】うち、興味ないからORお金ないから・・・ガチャ

初回、訪問の90%以上はこんな感じでほとんど相手にされることはありません。それを朝から夕方までひたすらやるわけです。そりゃどんな人間でも心が折れそうになると思います。

 

しかし、稀に話を聞いてくれる方がいたりするんですよ。

ここで1つ考えてほしいポイントがあります。

平日の昼間に家にいる人ってどんな人が想像できますか??

・専業主婦(ご主人が仕事で不在、子育てで忙しいかも)

・学生さん(学校に毎日いかなくても良い大学生など)

個人事業主(在宅で仕事をしている場合あり)

・高齢者(要するにお仕事を定年退職している)

この中で、お金をもっている可能性が高く、話もできる時間がありそうなのは、高齢者です。

・たいてい、新人が開拓してくるのは高齢者の方が多いです。私も最初のお客様は70代の自宅で自営業をされている方でした。(優しいおじいちゃんでした。やっぱり退職された方から見れば大学を卒業したばかりの新人は孫みたいな存在だと思います。毎日、暑い中、汗をながしながら来てくれたらちょっとは、やってあげようかなと思う心優しい方がいるんですよ。

では、そういう方をどうやって見つけるか知りたいですよね。

楽な方法なんて、ありません。とにかく件数を回るしかありません。

論理的でなくて申し訳ないのですが、これに関しては、ある程度の訪問件数をこなすと数字がしっかりついてくるんですよ。新人のセールトークなんてたいしたレベルではありませんし、金融関係の商品に関しては、高齢者の方の方が断然詳しい位ですから。

精神論みたいになって申し訳ないのですが、一定のエリアで毎日頑張っていれば必ず見ている人がいますし、こちらもだんだん顔を覚えていくものです。なので、この時期は本当に辛いですが、ここでサボってしまうと本当の地獄が2年目からまっているので、その件に関しましては、また明日に記事をアップする予定なので購読していただけると嬉しいです。

以上が、1年目の主な業務内容です。とにかく開拓して自分のお客様を増やせって感じです。